2026年10月5日月曜日

ワケワケセオリー:ワケワケで6つの言葉が生まれる!

ワケワケ構造からは、私たちの使っている言葉、「言語」もまた様々な形で浮かび上がってきます。

ワケワケ行動(身分け・識分け・言分け・網分け)によって生まれる、5つの世界(ソト界・モノ界・モノコト界・コト界・アミ界)からは、6つの言語(深層言語、象徴言語、自然言語、交信言語、思考言語、観念言語)が生まれてきます【言語6階層説へ進展する!】。



●深層言語

「身分け=感覚」が把握したものの、「識分け=意識」がまだ把握しない対象は、「無意識=深層意識」のまま、モノ界の底へ沈んでいきます。

この沈殿物を言葉になる以前のイメージや偶像などで表した記号類が深層言語です。例えば、無意識のため息・喘ぎ・息づかい(音声言語)、無意識の手振り・身振り・しぐさ(文字言語)、ユングが元型論で示した太母・老賢者・トリックスターなどの心像(表象記号)です。

要約すれば、深層言語とは、感覚が捉えた事象を、意識が把握する前の、体感的・心像的な動作やイメージです【深層言語とは・・・】。

●象徴言語

「身分け」が把握し、「識分け」が捉えた事象を、擬声語や擬態文字、イメージや偶像などで表した言葉が象徴言語です。意識が把握した事象であっても、自然言語が形成される前の未言語状態では、言葉は始原的なまま、モノコト界を浮遊しています。

例えば、オノマトペ(音声言語)、ヒエログリフや楔形文字などの象形文字(文字言語)、古墳壁画・銅鐸絵画・宗教用シンボルマークなど(表象記号)です。

要約すれば、象徴言語とは、動物的、衝動的に捉えた事象を、音声や図像などで表した言葉といえるでしょう【象徴言語とは・・・】。

●自然言語

感覚が「身分け」し、意識が「識分け」が捉えた事象を、「言分け」によって、明確なコトバやシンボル(絵や形)に形象化した言葉が自然言語です。

次の「交信言語」と異なるのは、他者との「交信」機能の高低です。外部世界を把握するため、自らのために創造する言語が「自然言語」であるのに対し、他者との会話を前提にして創造される言語は「交信言語」になります。

もっとも、自然言語と交信言語は、両方ともコト界(言知界)で使われる言語ですから、前後や順序の区分があるわけではなく、機能や目的によって差異が生まれるだけです。

それゆえ、既存の言語学などでは、「自然言語」と「交信言語」の違いを、「内言語(内言)」と「外言語(外言)」などという名称で分けています【自然言語とは・・・】。

●交信言語

自然言語が共同体との交流を通じて個人の中に深まる中で、それらを他者との交信用に使用する言語が交信言語です。

感覚が「認知」し、意識が「識知」した対象を、言葉として自覚するのが「自然言語」であり、それらを音声記号や文字記号などで、他者に向かって表現するのが交信言語です【交信言語とは・・・】。

●思考言語

自然言語の個人的な使用や共同体との交信などを通じて、個人の中に育まれた言語世界を、独自の音声や記号に変えて、自分の思考用に使用する言語が思考言語です。

自然言語に独自の網をかけ、新たな言葉を創り出しますから、「言分け」による「コト界(言知界)」から、「網分け」による「アミ界(理知界)」への移行を促す言葉となります【思考言語とは・・・】。

●観念言語

「身分け」「識分け」「言分け」が捉えた事象を、特定の意図による「網分け」で精細に捉え直し、音声や記号などの創作言語で表現した言葉が観念言語です。

専門的知識人や特定社会集団などの“理”縁共同体が、高度な思考するための記号として使っています。

上記の「思考言語」は、自然言語の「網」を使いつつ、発声しないまま、さまざまな選択を促す言葉でしたが、「観念言語」は、意図的な「網」を使って、発声の有無に関わらず、さまざまな選択を促す言葉です。

音声言語でいえば思考語・学術語・専門語など、文字言語でいえば数字・学術文字・専門文字など、表象記号でいえば物理記号・科学記号・学術記号などです【観念言語とは・・・】。

以上のように、ワケワケ5界からは、6つの言語が浮上してきます。これらの言葉の進展が、新たな知性や文明を切り開き、人類の歴史を構築してきました。





0 件のコメント:

コメントを投稿