ワケワケ構造からは、私たちの「時代識知」、つまり環境世界を理解する、基本的な理知構造も、様々な形で浮かび上がってきます。
ワケワケ行動(身分け・識分け・言分け・網分け)で生まれる、5つの世界(ソト界・モノ界・モノコト界・コト界・アミ界)からは、6つの言語(深層言語、象徴言語、自然言語、交信言語、思考言語、観念言語)が生み出され、これらの言語によって、5つの時代識知もまた形成されてきます【5つの時代識知は世界をいかに認識してきたのか?】。
| 人類が感覚で捉えた「動くもの」を、「動力」や「活力」と意識する時代識知です。 周りの環境世界では、太陽や月から魚や昆虫までが、さまざまな形で動いていますが、人類はそれらの事物を、感覚による「身分け」力で「動く対象」と捉え、草創な言語によって「動力」や「活力」と理解しました。 こうした力を粗放的な石器で自らの暮らしに取り込み、石器前波の人口容量を生み出しました。 |
| 人類が感覚で捉えた対象の中に、意識による「識分け」によって何らかの精神性を認め、象徴的な言語で「霊魂」や「精霊」とみなした時代識知です。 周りの環境世界で蠢いている、さまざまな事物を「身分け」で「動くモノ」と捉え、「活力」や「生命力」と理解したうえで、「霊魂」という意思の存在や関連を認識しました。 こうした連関を石器の高度化によって自らの暮らしに取り込み、石器後波の人口容量を創造しました。 |
| 人類が感覚で捉えた対象の中に、幾つかの“心像象徴”を意識し、自然言語の「言分け」によって「文章=神話」の形で、集団的に共有した時代識知です。 環境世界で蠢いている、さまざまな事物に「人格」や「超人性」を認めたうえで、「神像」という自然言語で理解し、それらの繋がりもまた「文章=神話」の形で、集団的に共有しました。 こうした共有を自然農耕によって自らの暮らしに取り込み、人類は農業前波の人口容量を創り上げました。 |
| 人類が「身分け」「識分け」した対象を“心像象徴”として意識し、自然言語の「網分け」による思考言語によって「文章=神話」として連結したうえで、その中核を建てて、統合化をめざした集団的な時代識知です。 さまざまな事物に宿る神々を認識したうえで、中核となる象徴を置き、集団的な「統合」を実現しました。 こうした統合を農耕・牧畜に応用することで、人類は集約農業による農業後波の人口容量を生み出しました。 |
| 人類が「身分け」「識分け」「言分け」した対象に、観念言語による「網分け」を行ってアミ状の連結化を行い、集団的に共有した時代識知です。 無意識界、意識界、知識界などで蠢いている、さまざまな事物を、数字、観念、記号などの連結体として認めたうえで、幾つかの「要素」に還元し、それらの連携体として環境世界を理解しました。 こうした時代識知、つまり観念言語を応用することで、人類は工業現波の人口容量を創造しました。 |
以上のように、ワケワケセオリーの対象は、人類の環境理解から始まり、生活願望や言語形態を経て、新たな世界を創り出す時代識知にまで広がっています。


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