2026年9月22日火曜日

ワケワケセオリー:ワケワケで5つの願望が生まれる!

私たち人類は、周りの環境世界を、ワケワケ行動(身分け・識分け・言分け・網分け)で、5つの世界(ソト界・モノ界・モノコト界・コト界・アミ界)として認識しています。

それぞれの世界から、さまざまな生活願望が生まれてきます。どのような願望なのでしょうか。5つの世界から生まれてくる、主な生活願望は、次の通りです。

欲外(apathy

ソト界は「身分け」行動以前の未感覚な世界ですから、生活願望も未発のままです。
例えば、紫外線や赤外線という色彩、超低周波音や超音波という音波などは、環境世界に実在しているにもかかわらず、「身分け」行動では捉えられませんから、それらを求める願望もまた生まれてきません。

例:無欲、無私、茫漠欲など

欲動(drive

モノ界は「身分け」行動で感覚的に捉えはしたものの、「識分け」が未だ掴んでいない世界ですから、さまざまな生活願望もまた、無意識界の中を漂っています。

五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、六感など)が確かに捉えているものの、意識による「識分け」が未だ届いていない状況ですから、無意識のまま沈んでいるのです。

このため、この世界では、無意識的、動物的、衝動的な願望、つまり「欲動」が漂うことになります。「欲動」とは、環境世界に放り込まれた生活民が、最初に反応する生活願望といえるでしょう。

例:夢想、幻想、錯覚など

欲求(want

モノコト界は「身分け」行動で感覚的に捉えた対象を、「識分け」が意識化した世界ですから、まずは体感的、生理的な生活願望が浮かんできます。

とりわけ体感的、生理的な充足・不足状態が浮上してきますから、それらを求める「欲求」がじわじわと浮上してきます。

このため、欲求の対象としては、体感的な性能・効能・作用・特性などの機能面が中心となるでしょう。

例:食欲、明視欲、防音欲、芳香欲、防寒欲など

欲望(desire

コト界は「識分け」行動で意識化された対象を、「言分け」が言語化した世界ですから、記号(言葉や知識など)の刺激を受けて、意図的な生活願望が浮かんできます。

これこそ「欲望」であり、「言分け」が生み出す、さまざまな記号の刺激を受けて、誘導的に生み出される生活願望ともいえるでしょう。

それゆえ、欲望の対象としては、言葉・文字・形・音などの「記号」が主流となります。

例:デザイン志向、カラー志向、ブランド志向、ネーミング志向、ストーリー志向など

知欲(interest

アミ界は、「識分け」行動や「言分け」行動で捉えられた対象へ、特定の意図によるをかけて創り出した抽象的世界ですから、「学識」に誘導されて、観念的な充足を求める生活願望が浮かんできます。

これこそ「知欲」であり、さまざまな学識を求めようとする生活願望といえるでしょう。

例:知識欲、学習欲、研究欲、専門欲、検証欲など

参考【Life Creators Marketing5:生活民の意識行動とは?

以上のように、ワケワケセオリーから見ると、私たちの生活願望にも、欲外・欲動・欲求・欲望・知欲の、5つがじわじわと浮かんできます。


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2026年9月12日土曜日

ワケワケセオリー:ワケワケで5界が生まれる!

私たち人類は、周りの環境世界を、ワケワケ行動(身分け・識分け・言分け・網分け)によって、5つの世界(ソト界・モノ界・モノコト界・コト界・アミ界)として認識しています。

それぞれの世界の特性を、下図に従ってまとめておきましょう。 


5界の出現

身分け」(感覚=視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・直覚)によって、人類の外部に広がる環境世界は「ソト界」から「モノ界」に分けられ、前者が「未知界」、後者が「知界」となります。

識分け」(意識)によって、「モノ界」が形、音、臭い、味、物など、個別に意識されると、「モノコト界=知界」が現れます。

➂「言分け」(言葉)によって、「モノコト界」が動作、音声、形象、表号、文字などで把握されると、「コト界=知界」が現れます。

網分け」(観念)によって、「コト界」が術語、科学記号、数学記号などで理解されると、「アミ界=知界」が出現します。


5界の特性

ソト界は、私たち人類や動物などを取り巻く、感覚が捉える前の無感覚的な環境世界であり、「物質界:physics」とよぶこともできます。

モノ界は、人類が「身分け」によって環境世界の中から認知した世界であり、「認知」したものは「無意識」として佇み、認知されなかったものは「無感覚」として物界に沈んでいきますから、「認知界:physis」と名づけられます。

モノコト界は、人類が「識分け」によってモノ界の中から「識知」した世界であり、識知されたものは「意識」化され、されなかったものは「無意識」のままモノ界に沈んでいきますから、「識知界:gegonós」と名づけられます。

コト界は、人類が「言分け」能力によってモノコト界の中からコトバ化した世界であり、されたものは「知識」となり、されなかったものは「意識」のままモノコト界を漂いますから、「言知界:cosmos」と呼ぶことができます。

アミ界は、人類が「言分け」によって把握した世界へ、さらに特定の意図によるをかけて創り出した抽象的世界であり、網に捉えられたコトは「学識」となり、されなかったものは知識のままコト界を漂いますから、「理知界:philosophies」と名づけられます。

      【Life Creators Marketing5:生活民の意識行動とは?

以上のように、私たちのワケワケ行動によって、宇宙や地球から国土や市町村まで、あらゆる環境世界5つの世界に分離していきます。


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2026年9月4日金曜日

ワケワケセオリー:ワケワケのとらえる世界

4ワケ、つまり「身分け・識分け・言分け・網分け」の4行動で、私たち人類は環境世界を5つに分けて認識しています。どのように認識しているのか、順番に考えてみましょう。


➀身分けで覚える

身分け」、つまり「感覚」によって、私たちは環境世界を「おぼえず:覚えず」と「おぼえる:覚える」に分けています。

「おぼえず:覚えず」とは、環境世界に存在しているにもかかわらず、感覚器では捉えられない行動を意味します。例えば、紫外線や赤外線という色彩、超低周波音や超音波という音波などは、感覚器では捉えられません。

これに対し、「おぼえる:覚える」とは、環境世界を感覚器で捉えられる行動です。視覚が捉えた形や色、聴覚が捉えた風音や音声、触覚が捉えた硬さや柔らかさ、味覚が捉えた甘さや辛さ、嗅覚が捉えた香りや臭み、体感が捉えた熱気や痛みなどです。【生活世界構造で精神状態を読む!

➁識分けで識る

識分け」、つまり「意識」によって、私たちは環境世界を「しらず:識らず」と「しる:識る」に分けています。

「しらず:識らず」とは、感覚が捉えているにもかかわらず、意識できない行動です。例えば、視界に入っていても気づけない「非注意盲」、目に映っていても、脳が見ようとしない「スコトーマ(Scotoma」などで、「無意識」とも名づけられています。

一方、「しる:識る」とは、感覚が捉えた現象を的確に意識する行動です。例えば、目に見えた物事をあれこれ仕分ける行動、耳に聞こえた物音にさまざまに反応する行動などです。

➂言分けで話す

言分け」、つまり「言葉」によって、私たちは環境世界を「はなさず:話さず」と「はなす:話す」に分けています。

「はなさず:話さず」とは、感覚が把握し意識が捉えているにもかかわらず、言葉にはしない行動です。例えば、複雑な物事に言い惑ったり、斬新な事柄に適切な言葉が見つからない場合などです。

これに対し、「はなす:話す」は、感覚が把握し意識が捉えた現象を、共同体が共有する言葉によって表現する行動です。例えば、茶色の小動物を、日本語では「」、英語では「dog」、フランス語では「Chien」などと言分けます。

➃網分けで考える

網分け」、つまり「観念」によって、私たちは環境世界を「かんがえず:考えず」と「かんがえる:考える」に分けています。

「かんがえず:考えず」とは、感覚が把握し意識が捉え、言葉が表した現象にも関わらず、観念言語にはしない行動です。例えば、清水と泥水の区別を、科学記号の「H2O」では仕分けません。

一方、「かんがえる:考える」とは、感覚が把握し意識が捉え、言葉が表した現象を、観念言語で表現する行動です。例えば、風という現象を、気象学では「気流」、神話学では「風神」、エネルギー論では「動力」などと表現しています。

以上のように、私たち人類は環境世界を「覚える・識る・話す・考える」の4つの認識行動で、「覚えず」を加えた、5つの世界に仕分けしています。


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2026年8月26日水曜日

ワケワケセオリーの発想源

 ワケワケセオリーを発想した、理論的な基盤を説明します。

「ワケ」とは「分け」のカナ表現ですが、何を意味するのでしょうか?

「分け」とは、人類の周りをとりまく世界を、何らかの枠組みによって認識する行動です。

このセオリーでは、「分け」行動を「身分け・識分け・言分け・網分け」の4つの行動にワケて、それぞれの特性を考えています。

4つの行動が生まれてきた原点には、次のような思想的背景があります。


➀身分け

この言葉は、哲学者市川浩の「身分け」から借用しました。

「身分け」は「身によって世界が分節化されると同時に、世界によって身自身が分節化されるという両義的・共起的な事態を意味します。

〈身分け〉は意識レヴェルの分節化を意味するのではなく、反射的な反応のように意識されない身による世界の分節化のレヴェルをも含み、われわれは前意識的なレヴェルでも、身で分けた世界の分節的風景というものを生きています(市川浩『〈身〉の構造』)。

この論理を借用したうえで、「身分け」とは、身体によって把握された世界五感という感覚器によって捉えられた、身体内外の世界を意味することにします。

➁識分け

この言葉は、言語学者・井筒俊彦の「言語アラヤ識論」仏教の唯識論などを参考に、筆者が創りました。

「言語アラヤ識」という特殊な用語によって、私は、ソシュール以来の言語学が、「言語(国語、ラング)」と呼び慣わしている言語的記号の体系のそのまた底に、複雑な可能的意味聯鎖の深層意識的空間を措定する。もしこの考え方が正しいとすれば、我々が表層意識面で――つまり知覚的に――外的事物、例えば目前に実在する一本の木を意識する場合にも、その認識過程には言語アラヤ識から湧き上がってくるイマージュが作用しているはずだ(井筒俊彦『意識と本質』)。

この論理を応用して、感覚把握と言語把握の間に、もう一つ「意識」次元の把握がある、と考えました。

➂言分け

この言葉は、言語学者・丸山圭三郎の「分け」論から借用しました。

人間だけがこのような本能の図式(身分け構造)に加えて、もう一つのゲシュタルト(全体的構造)を過剰物としてもってしまった時から人間となったのではあるまいか。これが私の仮説用語である第二次分節の結果生ずる〈言分け構造〉であり、その網の目は「シンボル化能力とその活動」という広い意味でのコトバによるゲシュタルトにほかならない(丸山圭三郎文化のフェティシズム』)。

丸山理論に従うと、言分け(ことわけ)とは、「シンボル化能力とその活動」、つまり広い意味でのコトバを操る能力ということになります。

これによって、外部世界は本能という図式に加え、コトバやシンボルによって把握した、もう一つ別の外界像を結ぶことになります。

➃網分け

この言葉は、ヨーロッパの哲学者、R.デカルトG.M.ライブニッツらの普遍言語論に従い、筆者が創り出しました。

人間の思考が複雑化している知的活動の中で、何が簡単な思考であるかを正しく説明し、その説明が万人に受け入れられるとするなら、私はあえて、非常に簡単に学び、話し、書くことのできる普遍言語を望むだろう。そのような言語の最大の利点は、間違った使用などほとんどなく、明確に問題を提起し、人間の判断を助けることだ。(R.DescartesCarta de Descartes a Mersenne, 20 Noviembre 1629

この言語(普遍言語)が真の哲学に依存するとしても、その哲学の完成に依存するのではない。すなわち、哲学が完全なものでなくとも、この言語は確立されるのであり、人間の学問が進歩するにつれて、この言語もまた進歩するのである。(G.W.Leibniz:La Logigue de Leibniz d’aprés des documents inédits.1901

普遍言語が目指している思考用言語とは、日常言語を超えた集約的言語です。このような言語を創り出すには、現象把握に知的な網をかけなければなりません。これこそ「網分け」といえるでしょう。

網分けとは、「言分け」による「分節」で生み出された言葉や記号に対し、さらに特定の意図による「網」をかけて、抽象化された言葉や記号を創り出すことなのです【「ことしり」から「ことわり」へ!

以上のように、ワケワケセオリーの基本である「4ワケ」という発想は、東西諸賢のさまざまな理論に基づき、統合的に構築したものです。

2026年8月16日日曜日

ワケワケセオリーの基本構造

筆者の基本的研究テーマである「人口波動説」と「ライフォロジー=生活学・新原論」の基盤として、「ワケワケセオリー」を提唱しています。

ワケワケセオリーとは、いかなるものでしょうか。

これまで数十年にわたって、筆者が学んできた、さまざまな学問や、社会的に体験してきた、幾つかの業務などを、総括的に整理して、最も基本となる考察過程を抽出したもので、一つの思考モデルとして提案するものです。

発想の原点は「意識としての生活世界構造」で述べた、「4分け」論です。この発想はどのように生まれ、どのように進展してきたのでしょうか。


主な論点を挙げておきましょう。 

➀私たちは、自らを取り巻く環境世界を【身分け、識分け、言分け、網分け】の「4分け」によって捉えています。

➁「身分け」は感覚、「識分け」は意識、「言分け」は言葉、「網分け」は観念、のそれぞれによって、環境世界を分ける行動です。

➂「4分け」により、私たちの意識行動は【おぼえず~おぼえる~しる~はなす~かんがえる】に分かれます。

➃「4分け」が捉えた環境世界は、5つの心理的世界ソト界=未知界、モノ界=認知界、モノコト界=識知界、コト界=言知界、アミ界=理知界)に分かれます。

➄5つの心理的世界では、5つの認識行動無感覚~無意識~意識~知識~学識)が動き出します。

⑥5つの認識行動によって、「生活民の意識行動とは?」で述べたように、5つの生活願望欲外、欲動、欲求、欲望、知欲)が生まれてきます。

⑦5つの認識行動によって、言語という思考・交信装置もさらに分化し、「言語6階層説へ進展する!」で述べたように、6つの階層深層言語、象徴言語、自然言語、交信言語、思考言語、観念言語)へ進んでいきます。

➇言語の進展に伴って、私たちが環境世界を認識する方法、つまり5つの「識知」マナイズム、アニミズム、ミソロジー、リリジョン、サイエンス)が動き出します。

⑨識知の進展に伴って、5つの文明旧石器、新石器、粗放農業、集約農業、工業)も進展します。

➉文明の進展に伴って、5つの人口波動石器前波、石器後波、農業前波、農業後波、工業現波)も浮上してきます。

「ワケワケセオリー」とは、以上のような基本構造を持つ理論です。この構造を基盤にして、それぞれの趣旨を考えていきましょう。

2026年8月8日土曜日

ワケワケセオリーを提唱する!

Life Creators Marketing」がひとまず終わりましたので、新たなテーマへ進んで行きます。

先日、当ブログの読者から「専門は何ですか?」とのご質問をいただきました。とりあえずは「人口学や生活学です」とお答えしましたが、「本当なのか」とわだかまりも残っています。というより、固定した専門分野などないのでは、と思いも高まってきましたので、改めてお答えを考えさせていただきます。

大学では法学部で法学(特に刑法学)を学びましたが、最初に就職した製鉄会社で、OR(オペレーションズ・リサーチ)、IE(科学的管理法)、QC(品質管理)など、主に統計的手法を習得しました。

その後、転職したシンクタンクで、デルファイ法、システムダイナミックス、エコノメトリックモデル、都市計画手法、地域振興手法、合意形成手法、人口分析手法(歴史的人口推計、人口予測、人口動態・移動分析)などを、“学際(interdisciplinary”的に経験しました。

さらに独立して開設した私的研究機関では、文化人類学、現象学的社会学、ソシュール言語学、文化記号学、分析心理学、唯識論などを学び、これらを応用したマーケティング手法も提案してきました。

また兼任した大学では、人口社会学、社会工学、産業構造論、マーケティング戦略論なども担当しました。

以上のような研究をとりまとめ、1980年代以降、幾つかの著作を上梓してきました。一方では人口問題、とりわけ人口減少に関わる著作を数冊、もう一方ではマーケティング戦略に関する著作も数冊、という具合です。

こうした経緯で、その後も「人口減少」問題に関する、さまざまな研究会や講演会などにも参加し、「人口波動」説という新理論を提唱してきました。

もう一方で、「日本生活学会」という研究団体の運営に、数年の間、常任理事・事務局長として深く関ってきました。

以上のように、独立系研究者としては、既存の研究分野とはかなり離れた次元で、思考や考察を続けてきました。

そこで、その成果などを2015年からJINGEN〈人減〉ブログ」と「生活学マーケティング」という、2つのブログで公表してきました。一方は人類の歴史と未来を考え、もう一方は個人の生き方の原点を考えるという、極めて対極的な論点を考察するものです。

まったく異次元のテーマを展開しているようですが、必ずしもそうではありません。超長期の人類の思考過程と、個々の生活民の思考過程では、ほとんど同じ構造が見られるからです。

このような立場をとりあえず「ワケワケセオリー」と名づけています。

ワケワケとは何でしょうか? 「身分け」「識分け」「言分け」「網分け」などの「分け」です。

これは言語学、心理学、唯識論、現象学的社会学など、人間の基本的思考・行動に関わる諸学を統合化する理論といえるもので、ミクロからマクロまで通底する視点を提供してくれます。

それゆえ、暫くの間、このセオリーを展開していきたいと思います。

2026年7月21日火曜日

Life Creators Marketing25:7差化行動で生活市場を革新!

生活民は7つの生活行動で、供給側の主導する生活市場へいかに対応していくべきか、生活民マーケティングの視点から検討してきました。主な論点を整理しておきましょう。


➀差延化行動・・・手作り、変換、編集、参加、私仕様

生活民主導マーケティングの中核行動として、多面的に展開していきます差延化行動をどう進めるか?

手作り」行動は需給逆転時代の先端であり、「変換」行動もまた需要側の復権を果たしていきます。「編集」行動は生活民が主体性を何とか維持している、最も基本的な生活行動であり、参加」行動では供給者主導市場との折り合いを深めていきます。

私仕様」行動を広げるには、インターネットや生成AIなどを積極的に応用した「カスタマイズ」市場を拡大することが期待されます。

➁差汎化行動・・・手作り・変換・編集・参加・私仕様の市場化

差延化(手作り、変換、編集、参加、私仕様)行動で生み出された、新たな個人的「効能」を、より広く社会的な「価値」へと転換していく行動です【差汎化行動をどう進めるか?】。

こうした行動を広げるには、生活民の差延化行動を、インターネットや生成AIなどを積極的に応用して、供給側へ強く告知するとともに、適正な費用設定を求めていくことが求められます。

➂差元化行動・・・象徴、無意識、体感

生活民主導マーケティングの2番目の中核として、深層的な市場次元へ展開していきます【差元化行動をどう進めるか?】。

象徴」行動を消費市場や社会事業に広げていくには、伝統的な供給構造を活用しつつ、新たな象徴願望に対応する供給体制の構築を求めていきます。

無意識」行動を広げるには、生活素材と支援サービスの両面から、伝統的な支援手法を再評価しつつ、最先端のテクノロジーを駆使した、新たな対応を求めていきます。

体感」行動を広げるには、生活素材と支援サービスの両面から、供給側にもハイテクやAIを応用した、新たな対応を求めていきます。

➃差異化行動・・・カラー、デザイン、ネーミング、ストーリー、ブランド

生活民マーケティングでは、供給側から与えられる、上記のような記号的価値からできるだけ逃避することが望まれます。その意味では、「差異化」行動というより、「反差異化」行動こそが、生活行動の基本姿勢となります【差異化行動をどう進めるか?】。

生活民に求められる差異化行動とは、差延化行動と差元化行動を駆使して、これらのネウチを自ら創り出すことです。

➄差真化行動・・・自学・自習、作法・儀式、修行・訓練

生活民は自らの求める「自学・自習」行動や「作法・儀式」行動を広げるために、供給側に対して、伝統的な支援サービスを改良しつつ、最先端のハイテクを駆使した、新たな対応を求めていきます【差真化行動をどう進めるか?】。

修行・訓練行動」の実現には、供給側に社会変化に見合った、新たな商品やサービスの創造を期待します。

⑥差戯化行動・・・競争・ゲーム、模擬・戯化、混乱・めまい

生活民は自らの求める「競争・ゲーム」行動を実現するため、供給側に対して、伝統的な商品やサービスの改善とともに、ハイテク技術を応用した、新たな対応を求めます【差戯化行動をどう進めるか?】。

模擬・戯化」願望を充たすためには、私戯戯化模擬の順番で、供給側の対応を求めます。また「混乱・めまい」対応としては、公共的な装置はもとより、さまざまな社会的イベントにおいて、積極的に興奮や熱狂を作り出す、斬新な仕掛けを求めます。

⑦差識化行動・・・欲求、実欲、常欲


欲求」「実欲」「常欲」を求める、さまざまな行動が多様にミックスした生活空間、これこそが私たちの日常生活の実態である以上、供給側にはますますフレキシブルな対応を求めていきます【差識化行動をどう進めるか?】。

以上のような7差化行動を積極的に展開していくこと、これこそが生活民マーケティング(Life Creators marketing)の拡大を意味しています。