「ものがたり」、つまり「もの+かたり」とは、感覚が捉えた対象(身分け次元)を、予め定められた枠組み(言分け次元)によって言語化していく行為です【「がたり」とはいかなる行為なのか?:2020年5月5日】。
感覚が捉えた対象(身分け次元)については、さらに3つの次元に分けられます【「モノ」から「コト」へ、「コト」から「モト」へ:2019年7月9日】。
①象徴・神話次元・・・元型
②無意識・未言語次元・・・下意識
③感覚・体感次元・・・本能
②無意識・未言語次元・・・下意識
③感覚・体感次元・・・本能
このように、身分けによる「もの」次元は「元(モト)」「下(モト)」「本(モト)」の3層で構成されており、「モト」の集合と見なすことができます。
とすれば、「もの-がたり」は「もと-がたり」と言い換えてもいいでしょう。
つまり、
「物語」=「ことがたり」+「もとがたり」
と再整理することができます。
そのうえで、「もとがたり」とは一体どのような「かたり」なのか、具体例を考えてみると、下表になります。
①象徴・神話次元では、身分け次元の下層意識を凝縮したシンボル(元型)を、幾つか繋ぎ合わせた神話や伝説などが、日本語、ギリシア語など、特定の言語集団の中で語られています。
②無意識・未言語次元では、下層意識の中で揺れ動いている、さまざまな体験が、特定の言語集団の中でとりまとめられ、説話や民話、あるいは昔噺やお伽噺などの形で語られています。
③感覚・体感次元では、本能 が感じ取った深層言語が、音声や擬音などを模した初期言語、つまりオノマトペとして語られています。
以上のように整理すると、「もとがたり」とは、深層言語次元で把握される諸現象を、個人や集団が言分け能力によっておいて把握し、無意識的、未目標的、共通体感的に言語化・文章化したものである、ということになるでしょう。
そのうえで、「もとがたり」とは一体どのような「かたり」なのか、具体例を考えてみると、下表になります。
①象徴・神話次元では、身分け次元の下層意識を凝縮したシンボル(元型)を、幾つか繋ぎ合わせた神話や伝説などが、日本語、ギリシア語など、特定の言語集団の中で語られています。
②無意識・未言語次元では、下層意識の中で揺れ動いている、さまざまな体験が、特定の言語集団の中でとりまとめられ、説話や民話、あるいは昔噺やお伽噺などの形で語られています。
③感覚・体感次元では、本能 が感じ取った深層言語が、音声や擬音などを模した初期言語、つまりオノマトペとして語られています。
以上のように整理すると、「もとがたり」とは、深層言語次元で把握される諸現象を、個人や集団が言分け能力によっておいて把握し、無意識的、未目標的、共通体感的に言語化・文章化したものである、ということになるでしょう。