2016年2月8日月曜日

差異化の3つの側面

差異化とは、デノテーションやコノテーションなど「記号」の持つ特性を、積極的に応用して、商品やサービスの拡販を計ろうとする手法です。

この特性によって、「記号」はモノの上に、観念的な言説やメッセージ、つまりコトバ、イメージ、ストーリー、ムードなどを付加させます。

具体的にいえば、次の3つに集約できるでしょう。

言語記号・・・言葉による差異化であり、例えばネーミングキャッチフレーズ、さらにはさまざまなコトバを組み合わせた宣伝文ストーリーなど。

視覚記号・・・色彩や形態による差異化であり、カラーデザイン、あるいはそれらを組み合わせたイメージスタイルなど。

社会記号・・・言語、視覚、聴覚、体験などを組み合わせた総合的な情報による差異化であり、マスメディアやSNSなど社会的な情報装置を駆使して付加される、
社会的なムードコンセプトファッション性ブランドなど。

こうした手法により、モノの機能や品質といった物質的特性を超えて、モノに付帯するメッセージやムードを、ユーザーに向けて売り込むことになります。

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