ハイテクツールについて、生活民の立場からそれぞれの効用可能性を考察してきました。
前回のソフト系に続いて、今回はハード系を比較してみましょう。
アンドロイド、ドローン、家事用ロボット、飛行車については、【生活世界構造図】の中でそれぞれの特性を位置付けてきました。
それぞれの応用範囲を明らかにするため、生活用、産業用、公共用という3つの需要分野別に適応状況を改めて整理してみました。
●アンドロイド・・・生活用、産業用、公共用に全てに広く使われる可能性があり、とりわけ生活用での家事や娯楽、生産用での工場やサービス産業などへの適応度が高いと思われます。 ●ドローン・・・生活用では娯楽を中心に家事(樹木カット等)などの分野にもそれなりに、産業用ではほぼ全ての分野に、公共用でもほぼ全て、とりわけ安全や土木などへの適応度が高いでしょう。 ●家事用ロボット・・・名称通り、生活用の全ての分野、とりわけ家事一般(炊事・洗濯・掃除)へ、公共用では給食や掃除などへの適応度が高まると思われます。 ●飛行車・・・生活用では育児や介護用の移動、家族での遊び、産業用ではほとんど全ての分野、公共用では安全・医療、土木、公務などへの可能な限りでの適用が考えられます。 |
主要なハードツールの適応度は以上のようなものだと思われますが、人口減少が急速に進む、今後の日本では、労働力の不足をカバーするため、生産性の大幅な向上が求められます。
とすれば、社会的にはアンドロイドやドローンへ、家庭的には家事用ロボットやアンドロイドへ、とりわけ需要が高まってくるものと思われます。