4ワケ、つまり「身分け・識分け・言分け・網分け」の4行動で、私たち人類は環境世界を5つに分けて認識しています。どのように認識しているのか、順番に考えてみましょう。
➀身分けで覚える「身分け」、つまり「感覚」によって、私たちは環境世界を「おぼえず:覚えず」と「おぼえる:覚える」に分けています。 「おぼえず:覚えず」とは、環境世界に存在しているにもかかわらず、感覚器では捉えられない行動を意味します。例えば、紫外線や赤外線という色彩、超低周波音や超音波という音波などは、感覚器では捉えられません。 これに対し、「おぼえる:覚える」とは、環境世界を感覚器で捉えられる行動です。視覚が捉えた形や色、聴覚が捉えた風音や音声、触覚が捉えた硬さや柔らかさ、味覚が捉えた甘さや辛さ、嗅覚が捉えた香りや臭み、体感が捉えた熱気や痛みなどです。【生活世界構造で精神状態を読む!】 |
➁識分けで識る
「識分け」、つまり「意識」によって、私たちは環境世界を「しらず:識らず」と「しる:識る」に分けています。 「しらず:識らず」とは、感覚が捉えているにもかかわらず、意識できない行動です。例えば、視界に入っていても気づけない「非注意盲」、目に映っていても、脳が見ようとしない「スコトーマ(Scotoma)」などで、「無意識」とも名づけられています。 一方、「しる:識る」とは、感覚が捉えた現象を的確に意識する行動です。例えば、目に見えた物事をあれこれ仕分ける行動、耳に聞こえた物音にさまざまに反応する行動などです。 |
➂言分けで話す
「言分け」、つまり「言葉」によって、私たちは環境世界を「はなさず:話さず」と「はなす:話す」に分けています。 「はなさず:話さず」とは、感覚が把握し意識が捉えているにもかかわらず、言葉にはしない行動です。例えば、複雑な物事に言い惑ったり、斬新な事柄に適切な言葉が見つからない場合などです。 これに対し、「はなす:話す」は、感覚が把握し意識が捉えた現象を、共同体が共有する言葉によって表現する行動です。例えば、茶色の小動物を、日本語では「犬」、英語では「dog」、フランス語では「Chien」などと言分けます。 |
➃網分けで考える
「網分け」、つまり「観念」によって、私たちは環境世界を「かんがえず:考えず」と「かんがえる:考える」に分けています。 「かんがえず:考えず」とは、感覚が把握し意識が捉え、言葉が表した現象にも関わらず、観念言語にはしない行動です。例えば、清水と泥水の区別を、科学記号の「H2O」では仕分けません。 一方、「かんがえる:考える」とは、感覚が把握し意識が捉え、言葉が表した現象を、観念言語で表現する行動です。例えば、風という現象を、気象学では「気流」、神話学では「風神」、エネルギー論では「動力」などと表現しています。 |
以上のように、私たち人類は環境世界を「覚える・識る・話す・考える」の4つの認識行動で、「覚えず」を加えた、5つの世界に仕分けしています。
筆者の提唱する「人口波動説」と「ワケワケセオリー」を組み合わせた自信作です。ご関心があれば、ご一読いただければ幸いです。 |

0 件のコメント:
コメントを投稿