私たちの生活構造を、人文・社会科学の業績を活用して、改めて描き出してみると、3つの軸が見えてきます。
①感覚・言語軸・・・体感的・感性的な世界と記号的・言語的な世界を両端とする軸
②個人・社会軸・・・私的・個人的な世界と集団的・社会的な社会を両端とする軸
③真摯・虚構軸・・・目標的・真摯的な世界と遊戯的・虚構的な世界を両端とする軸
3つの軸をクロスしてみると、立体的な球、あるいはキューブ(立方体)が浮かんできます。細分すると、日常界を中心に、感覚界、記号界、個人界、社会界、真実界、虚構界の、6つの世界がとりまいた、立体的な構造です。
このキューブが「生活体」であり、私たちの生活願望はその中から発生し、それゆえに生活行動もまたその中で営まれています。
とすれば、生活体のこのような構造を詳しく理解することから、生活者の真に求める商品やサービスが浮上し、それに対応する供給側からのマーケティング戦略が見えてくるはずです。
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