2026年1月8日木曜日

Life Creators Marketing4:生活民の基本行動とは?

Life Creators(生活民) が「自給志向者」だとすれば、Market(市場)に対し、どのように対応していけばいいのでしょうか。

生活民の自給・自律行動を考える時、最も基本になるのは、生活世界構造の中の横軸です。

横軸とは、【横軸の構】や横軸が作る3つの世界】などで述べたように、社会界・間人界・個人界3つに分かれ、それぞれの内部から、世欲・実欲・私欲の3つの生活願望が生まれてきます(生活心理を横軸で考える!)

世欲・・・世間的な評価を手に入れたいと思う願望

実欲・・・日常的な生活の中で実効的な効果や成果を得たいと思う願望

私欲・・・他人に何といわれようと純私的に満足したいと思う願望

3つの生活願望に対応する「ネウチ(有用性)」が、共効(価値)・個効・私効です(生活民は「価値」よりも「私効」を重視!)。

共効(Social Utility=価値・・・社会界において、社会集団が共同主観として認めた「共同的有用性

個効(Individual Utility・・・間人界において、生活民が個人として使用する時、社会的効用を受け入れた「個人的有用性

私効(Private Utility・・・個人界において、生活民が私的使用を行う時、独自に創り出した「私的有用性

以上のような横軸構造を前提にすると、「生活民の生活行動とは、私効と個効と共効の接点で行なわれている行動」ということになります。
つまり、生活民はそれぞれの生活を営むため、市場から調達してきた「共効」を「個効」として受け入れたうえ、自らの「私効」へ変換することで、有用性の範囲を広げて自らの用途に用いている、ということです。
となると、消費市場の差し出す「共効(価値)」とは、あくまでも生活民がそれぞれの私効を構築していくための素材ということになります。
このような視点から、生活民マーケティングの方向が浮かんできます。

生活民が自らの「私効」を充実させるためには、市場の提供する「共効」を個人的な「個効」として受け入れるとともに、独自のネウチ(私効)に変換していくことが求められる、ということです。

そのためには、生活民には、次の2つの行動が求められます。

➀生活民自身として、「共効」や「個効」を独自の「私効」に変換する能力や方法を高めていくこと。

➁消費市場を提供する供給者に対しては、「私効」を増やせるような「個効」や「共効」を強く求めていくこと。

以上のように、生活民マーケティングでは、「私効」の充実化こそが、最も基本的な行動ということになります。

従来の供給版マーケティングでは、「新たな価値創造」とか「新たな付加価値」という対応が最重要課題のように喧伝されています。

だが、生活民マーケティングの視点に立てば、真の「価値(共効)」創造とは、生活民11人が新たな「私効」を充実できるような、柔軟な「個効」を提供することにあるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿