従来、マーケティングとよばれてきた活動には、一方で内部転換を行うこと、他方で外部転換を試みることの、両面が必要なのです。
内部転換では、より生活民サイドに沿った体質へと接近していくことが求められ、具体的には、先に「マーケティングを内部転換するには・・・」や「ライフ・サポーティングへ向かって」で述べたとおり、次のような4つの方向をめざすことです。
①記号(サイン)誘導から象徴(シンボル)支援へ移行
②共効・個効提供から私効支援へ移行
③顕示性提供から充足性支援へ移行。
④消費者志向から生成者(=生活民)支援へ転換
②共効・個効提供から私効支援へ移行
③顕示性提供から充足性支援へ移行。
④消費者志向から生成者(=生活民)支援へ転換
外部転換では、新たな社会構造の構築に積極的に参加していくため、先に述べた「マーケティングを外部転換するには・・・」や「互酬制再建へ参加するには・・・」で提起した、次の3つを行なえるかどうか、を検討していくことです。
結論をいえば、前者は「生活支援(ライフ・サポーティング)」であり、後者は「社会支援(ソーシャル・サポーティング)」とよぶことができます。
2つの方向をめざすことで、専ら市場の中での需給関係に固執してきた「市場活動(Marketing:マーケティング)」は、自らその境界を突破し、生活民の内面や人間社会の外延にも視野を広げた、より広義の社会活動に進化していくことになります。
この新たな活動に、もし名前をつけるとすれば、それはまさに「社会活動(Socializing:ソーシャライジング)」とよぶのがふさわしいでしょう。
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