2026年5月19日火曜日

Life Creators Marketing18:差真化行動をどう進めるか?:自学・自習

生活民自身は供給主導型の消費市場をどのように利用していくべきか、【LCマーケティングのポイント】の⑦に沿って、今回は「差真化」を検討します。

差真化とは【差真化とは何か?】で述べたように、真実界から生まれてくる、学習や訓練、行儀や作法、自制や自律などを求める真欲に応え、勉学やトレーニング、儀式や儀礼、自省法や内観法などを実行する生活行動です。

生活願望の縦軸でいえば、自学欲望、作法欲求、自強欲動の3つであり、これらを対象にして、「自学・自習」、「作法・儀式」、「修行・訓練」といった行動が考えられます。 


最初の「自学・自習」では、将来の知的能力を築こうと自ら勉学を強める「自習」行動をベースに、家庭や職場などでも勉学の機会を増やす「勉学」行動、さらには新たな勉強法や知的関心などを高める「自学・自習」行動が強まってきます。 

そこで、生活民はこれらを実現するため、リスキリング行動、趣味自習行動、雑学自習行動などを行おうとします。


リスキリング行動

超年齢化の進行に伴って、生活民の間では、リスキリング、つまり生産能力の再開発や再教育への願望が高まってきます。

供給市場に対しては、さまざまな成人教育サービスを求めます。とりわけ近年では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に対応できるスキルや知識の再習得を求める行動が増えていますから、クロス・リアリティー、メタバース、デジタルツインなどを活用した、新たな教育サービスを求めます。

趣味自習行動

長い人生をできるだけ豊かに多面化するため、生活民は趣味や教養でも自らの行動を増やす自習願望が高まってきます。

供給市場に対しても、実用的な教育サービスを超えて、さまざまな趣味や嗜好などに応えるサービスを求めます。例えばワインエキスパート、野菜ソムリエ、オタクアート、手芸工芸技能、精神安定サービスなどの研修サービスです。

雑学自習行動

さまざまな知的願望を充たすため、生活民が雑学などでも教養を高めようとする行動も、徐々に増えてきます。

供給市場に対しても、人生そのものを豊かにする雑学やドリル、「哲学カフェ」やスマートフォンで楽しむ脳トレアプリなど知性や感性をアップさせる生涯教育、あるいは芸術、宗教、歴史、文学などの関連イベントや旅行サービス、これらの提供を求めます。

以上に挙げた「自学・自習行動」に対しては、供給側からもすでにさまざまな対応が進められています。具体的な事例については、拙著『人口減少逆張りビジネス』の「8章〝きまじめ〟需要への差真化戦略」で詳細に紹介しています。


こうしてみると、生活民は自らの求める自学・自習行動を広げるために、供給側に対しても、伝統的な支援サービスを改良しつつ、最先端のハイテクを駆使した、新たな対応を求めていくでしょう。 

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