「白戸家」のCMが終わるか終わらないのか、ネット上で話題になっています。
このためか、このブログでもビュー数が急増しています。
かつて【白戸家はなぜ三太郎に敗れたのか?:2016年5月10日】に始まり、数回にわたって、「白戸家」CMの弱点を指摘してきたからです。
敗因の要点は、白戸家CMが「物語戦略」であるのに対し、三太郎CMが「神話戦略」である、という点です【物語戦略と神話戦略・・・どこがどう違うのか?:2016年7月15日】。
両者の根本的な違いは【物語戦略と神話戦略・・・違いを整理する:2016年7月29日】で詳しく述べていますが、要点を再掲すれば、
◆物語戦略は需要者の欲望を刺激して、供給者側からの強引な誘導を行う手法
◆神話戦略は需要者の欲動(無意識や感覚)を刺激して、需給両者の共感を作りだす手法
ということになります【物語は供給者からの誘導、神話は需要者との融合:2016年8月8日】。
この違いこそ、生活民の差元化志向に向けて、供給者が適切に対応していく場合に、最も意識すべき視点だと思います。
差元化行動には、象徴力次元、無意識次元、感覚次元の3次元がありますが、神話戦略は象徴力次元に対応するものです。
とすれば、他の2次元に対しても、より適切な対応が求められるでしょう。
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